2009年5月26日火曜日

ポスト京都議定書

温暖化ガスの削減目標の記事が目に付くようになりました。日本は、京都議定書の削減目標(90年比△6%減)の達成困難から、既にこの4年間で約2,000億円の排出枠を購入しています。
この京都議定書の次の削減目標の設定(12月にコペンハーゲンで開催)が、今の議論の中心です。オバマ政権下のアメリカも初参加し、先進国は既に中期目標を掲げており、G8の中で中期目標掲げていないのは、ロシアと日本という状況下で、かなり切羽つまった時期にさしかかっています。
目標は+4%~△25%まで6案。「既に省エネ進んだ日本は、他国に比べ不公平な削減目標は掲げられない」と一部産業界から不満が出ていますが、今更プラス数値を掲げられるでしょうか?
でも、目標達成できないと、世界中から何兆円もの排出枠を買わされるようになるんでしょう。事実、排出枠取引は日本を標的(最大の買手)として、設定されているようです。
まあ、悪戯に削減目標数値を云々するより、この化石燃料に依存した我々の生活をなんとかしたらどうかな…と考えてしまう今日この頃です。といって昔のように山に薪を取りに行く生活には戻れないし、太陽光、太陽熱、どしどし利用する手立てを考えて行きましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿