2011年9月8日木曜日

スマートグリッドの嘘

エネルギー関係で、最近スマートグリッドの話題が紙面を賑わしています。数年内にも導入されそうな報道ですが、まず日本ではスマートグリッドは導入されないでしょう。残念ですが事実です。
スマートグリッドの要、スマートメーター(通信機能付き電力メーター)のデータを電力会社が開示するつもりが無いからです。
アメリカでは、シリコンバレーがソーラーバレーと名称変更したように、電力と通信は完全に同調して成長産業を予感し既に一大活況を呈しています。電力会社が地域を独占してきた日本は、電力会社の抵抗でスマートグリッドの分野で大きく出遅れてしまったようです(孫さんが日本の現状に危機感を持つのはあたりまえ)。
日本では、電機メーカーや住宅メーカーがHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と称して、小さい範囲で電力制御する…と、お茶を濁して終わりでしょうか?そんなの古い技術の焼き直しでしょ。
HEMSはスマートグリッドではありません。皆さん騙されないように!新聞記者マスコミもっと勉強しろ!
日本のエネルギー政策、事情を嘆いても仕方ありませんが、世界市場が待っている成長分野に技術力のある日本の電機メーカーが参入できないのは本当に痛手です。
太陽光発電を始め、日本発の技術で花開いた市場は、全て美味しいところを海外勢に持って行かれるのでしょうか。無為な政治家ばかりで、日本の将来を考えた対応をとる人が不在というのは悲しすぎます。

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