2010年7月31日土曜日

農業考

早朝8時~11時まで水路の草刈作業(共同作業)に出てきました。総延長1kmぐらいあるのかな?20名では大変でした。
休憩中に1人の方が「わしら年寄りが引退したら、誰がこの作業やるのかな?」「この地区の田んぼの基幹水路だから誰かが担わんと…、あんたら若い者がしっかりしてや!」と言われてしまいました。
よっぽど「貴方の息子にも同じこと言ってますか…」と言いかけましたが、言えませんでした。その方も「息子達が農業で生計たてられない」と熟知されているからです。
つい4~50年前には、1ヘクタールの田んぼがあればほぼ一家全員が生活できる収入が得られていたのに、今では、百万円程の収入にしかならない状況です。どうして農業はここまで廃れてしまったのでしょうか?
年金もらいながら細々農業を続ける人々が居て、今の農業はかろうじて続いています。次の世代(我々)は、どうすれば良いのでしょう。
中国に食料供給の鍵を握られ、日本の対外信用が失墜し、国内で激しいインフレが起こって始めて農業の大切さに気付く…ということにならないよう、政治家の皆様、この国の舵取りよろしくお願いします。

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